'\" t .\" Title: apt-get .\" Author: Jason Gunthorpe .\" Generator: DocBook XSL Stylesheets v1.75.2 .\" Date: 08 November 2008 .\" Manual: APT .\" Source: Linux .\" Language: English .\" .TH "APT\-GET" "8" "08 November 2008" "Linux" "APT" .\" ----------------------------------------------------------------- .\" * Define some portability stuff .\" ----------------------------------------------------------------- .\" ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ .\" http://bugs.debian.org/507673 .\" http://lists.gnu.org/archive/html/groff/2009-02/msg00013.html .\" ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ .ie \n(.g .ds Aq \(aq .el .ds Aq ' .\" ----------------------------------------------------------------- .\" * set default formatting .\" ----------------------------------------------------------------- .\" disable hyphenation .nh .\" disable justification (adjust text to left margin only) .ad l .\" ----------------------------------------------------------------- .\" * MAIN CONTENT STARTS HERE * .\" ----------------------------------------------------------------- .SH "NAME" apt-get \- APT パッケージ操作ユーティリティ \-\- コマンドラインインターフェース .SH "SYNOPSIS" .HP \w'\fBapt\-get\fR\ 'u \fBapt\-get\fR [\fB\-sqdyfmubV\fR] [\fB\-o=\ \fR\fB\fIconfig_string\fR\fR\fB\ \fR] [\fB\-c=\ \fR\fB\fIconfig_file\fR\fR\fB\ \fR] [\fB\-t=\fR\ {\ \fItarget_release_name\fR\ |\ \fItarget_release_number_expression\fR\ |\ \fItarget_release_codename\fR\ }] {update | upgrade | dselect\-upgrade | dist\-upgrade | install\ \fIpkg\fR\ [\ {\ =\fIpkg_version_number\fR\ |\ /\fItarget_release_name\fR\ |\ /\fItarget_release_codename\fR\ }\ ]\ ... | remove\ \fIpkg\fR... | purge\ \fIpkg\fR... | source\ \fIpkg\fR\ [\ {\ =\fIpkg_version_number\fR\ |\ /\fItarget_release_name\fR\ |\ /\fItarget_release_codename\fR\ }\ ]\ ... | build\-dep\ \fIpkg\fR... | check | clean | autoclean | autoremove | {\-v\ |\ \-\-version} | {\-h\ |\ \-\-help}} .SH "説明" .PP \fBapt\-get\fR は、パッケージを操作するコマンドラインツールで、APT ライブラリを用いる他のツールのユーザ側「バックエンド」といえるものです。「フロントエンド」インターフェースには、\fBdselect\fR(1), \fBaptitude\fR(8), \fBsynaptic\fR(8), \fBgnome-apt\fR(1), \fBwajig\fR(1) などがあります。 .PP \fB\-h\fR オプションや \fB\-\-help\fR オプションを除き、以下に挙げるコマンドが必要です。 .PP update .RS 4 updateは、取得元からパッケージインデックスファイルの再同期を行うのに使用します。利用可能なパッケージのインデックスは、/etc/apt/sources\&.list に記述した場所から取得します。例えば Debian アーカイブを利用する際、このコマンドが Packages\&.gz ファイルを検索することで、新規または更新されたパッケージの情報が利用可能となります。update は、upgrade や dist\-upgrade を行う前に常に実行してください。前もってパッケージファイルのサイズを知ることができないため、全体の進捗メータは正しく表示されません。 .RE .PP upgrade .RS 4 upgrade は、現在システムにインストールされている全パッケージの最新バージョンを、/etc/apt/sources\&.list に列挙した取得元からインストールするのに使用します。現在インストール中のパッケージに新しいバージョンがあれば更新しますが、いかなる時も現在インストール中のパッケージの削除は行いません。対象のパッケージが、他のパッケージのインストール状態を変更せずに更新できない場合は、現在のバージョンのままとなります。最初に update を実行しておき、\fBapt\-get\fR にパッケージの新しいバージョンがあることを知らせる必要があります。 .RE .PP dselect\-upgrade .RS 4 dselect\-upgrade は、伝統的な Debian GNU/Linux パッケージ管理フロントエンドの \fBdselect\fR(1) と共に使用されます。dselect\-upgrade は、\fBdselect\fR(1) で作られた利用可能パッケージのStatus フィールドの変更を追跡し、その状態を反映させるのに必要なアクションを実行します。(例えば、古いパッケージの削除や新しいパッケージのインストールなど) .RE .PP dist\-upgrade .RS 4 dist\-upgrade は、upgrade の機能に加え、新バージョンのパッケージに対する依存関係の変更を知的に操作します。\fBapt\-get\fR は「洗練された」競合解決システムを持ち、必要とあらば比較的重要でないパッケージを犠牲にして、最重要パッケージの更新を試みます。そのため dist\-upgrade は、いくつかのパッケージを削除する可能性があります。/etc/apt/sources\&.list ファイルには、必要なパッケージファイルを検索する場所のリストが含まれています。特定のパッケージ向けに、一般的な設定を上書きする機構については、\fBapt_preferences\fR(5) をご覧ください。 .RE .PP install .RS 4 install の後には、インストールするパッケージを 1 つ以上指定します。指定するパッケージは、完全なファイル名ではなくパッケージ名です (例えば Debian GNU/Linux システムでは、libc6_1\&.9\&.6\-2\&.deb ではなく libc6 を引数として与えます)。インストールするよう指定したすべてのパッケージに対し、取得・インストールを行います。/etc/apt/sources\&.list ファイルを、要求するパッケージの場所を特定するのに使用します。パッケージ名の後ろに (空白を含まず) ハイフンが追加されている場合、そのパッケージがインストールされていれば削除します。同様に、インストールするパッケージを明示するのにプラス記号も使用できます。この記号は apt\-get の競合解決システムの判断を上書きするのに利用される可能性があります。 .sp パッケージにイコール記号とバージョンを続けることで、選択したバージョンのパッケージをインストールすることができます。つまり、指定のバージョンのパッケージをインストールするように選択する、ということです。別の方法としては、ディストリビューションを特定するのに、パッケージ名に続けて、スラッシュとディストリビューションのバージョンやアーカイブ名 (stable, testing, unstable) を記述できます。 .sp バージョン選択機構はダウングレード時にも使用できるため、注意して使用しなければなりません。 .sp This is also the target to use if you want to upgrade one or more already\-installed packages without upgrading every package you have on your system\&. Unlike the "upgrade" target, which installs the newest version of all currently installed packages, "install" will install the newest version of only the package(s) specified\&. Simply provide the name of the package(s) you wish to upgrade, and if a newer version is available, it (and its dependencies, as described above) will be downloaded and installed\&. .sp 最後に、\fBapt_preferences\fR(5) 機構により、特定のパッケージに対するインストールポリシーを作成できます。 .sp 構文に \*(Aq\&.\*(Aq, \*(Aq?\*(Aq, \*(Aq*\*(Aq を含み、パッケージ名がマッチしなかった場合、POSIX 正規表現であると見なし、データベース内の全パッケージ名に対して適用します。マッチしたパッケージすべてがインストール(もしくは削除)されます。\*(Aqlo\&.*\*(Aq のような文字列は、\*(Aqhow\-lo\*(Aq や \*(Aqlowest\*(Aq にマッチすることに注意してください。そうしたくなければ、\*(Aq^\*(Aq や \*(Aq$\*(Aq を付けるか、もっと詳しい正規表現を指定してください。 .RE .PP remove .RS 4 remove は、パッケージが削除されることを除き、install と同様です。削除されたパッケージの設定ファイルは、システムに残ったままになることに注意してください。プラス記号がパッケージ名に (間に空白を含まずに) 付加されると、識別されたパッケージを、削除ではなくインストールします。 .RE .PP purge .RS 4 パッケージが削除かつ完全削除 (すべての設定ファイルも削除) されるのを除き、purge は remove と同じです。 .RE .PP source .RS 4 source causes \fBapt\-get\fR to fetch source packages\&. APT will examine the available packages to decide which source package to fetch\&. It will then find and download into the current directory the newest available version of that source package while respect the default release, set with the option APT::Default\-Release, the \fB\-t\fR option or per package with the pkg/release syntax, if possible\&. .sp Source packages are tracked separately from binary packages via deb\-src type lines in the \fBsources.list\fR(5) file\&. This means that you will need to add such a line for each repository you want to get sources from\&. If you don\*(Aqt do this you will properly get another (newer, older or none) source version than the one you have installed or could install\&. .sp If the \fB\-\-compile\fR option is specified then the package will be compiled to a binary \&.deb using \fBdpkg\-buildpackage\fR, if \fB\-\-download\-only\fR is specified then the source package will not be unpacked\&. .sp パッケージと同様に、ソース名の後ろにイコールと取得したいバージョンを置くと、指定したバージョンのソースを取得できます。APT::Get::Only\-Source オプションが暗黙のうちに有効になっているため、ソースパッケージ名とバージョンに厳密に一致させています。 .sp tar ball はカレントディレクトリにのみダウンロードされ、カレントディレクトリに展開されることに注意してください。 .RE .PP build\-dep .RS 4 build\-dep は、ソースパッケージの構築依存関係を満たすように、パッケージのインストール・削除を行います。 .RE .PP check .RS 4 check は、パッケージキャッシュの更新や壊れた依存関係をチェックする診断ツールです。 .RE .PP clean .RS 4 clean は、取得したパッケージのローカルリポジトリを掃除します。/var/cache/apt/archives/ と /var/cache/apt/archives/partial/ からロックファイル以外すべて削除します。APT が \fBdselect\fR(1) から呼ばれるときには、自動的に clean が実行されます。dselectを使用しない場合は、ディスクスペースを解放するため、時々 apt\-get clean を実行したくなるでしょう。 .RE .PP autoclean .RS 4 clean と同様に、autoclean は取得したパッケージのローカルリポジトリを掃除します。違いは、もうダウンロードされることがないパッケージファイルや、ほとんど不要なパッケージファイルのみを削除することです。このため、長い期間、キャッシュが管理できずに肥大化することなく、維持することができます。設定オプション APT::Clean\-Installed に off をセットしていれば、インストール済のパッケージファイルが削除されるのを防げます。 .RE .PP autoremove .RS 4 autoremove は、依存関係を満たすために自動的にインストールされ、もう必要なくなったパッケージを削除するのに使用します。 .RE .SH "オプション" .PP ここで設定オプションとして説明したコマンドラインオプションは、 すべて設定ファイルを使用して設定できます。 設定ファイルに書いた真偽値をとるオプションは \fB\-f\-\fR,\fB\-\-no\-f\fR, \fB\-f=no\fR などのようにして上書きできます。 .PP \fB\-\-no\-install\-recommends\fR .RS 4 「推奨」パッケージをインストールする依存関係と見なしません。設定項目 \- APT::Install\-Recommends .RE .PP \fB\-d\fR, \fB\-\-download\-only\fR .RS 4 ダウンロードのみ \- パッケージファイルの取得のみを行い、展開・インストールを行いません。設定項目 \- APT::Get::Download\-Only .RE .PP \fB\-f\fR, \fB\-\-fix\-broken\fR .RS 4 Fix; attempt to correct a system with broken dependencies in place\&. This option, when used with install/remove, can omit any packages to permit APT to deduce a likely solution\&. If packages are specified, these have to completely correct the problem\&. The option is sometimes necessary when running APT for the first time; APT itself does not allow broken package dependencies to exist on a system\&. It is possible that a system\*(Aqs dependency structure can be so corrupt as to require manual intervention (which usually means using \fBdselect\fR(1) or \fBdpkg \-\-remove\fR to eliminate some of the offending packages)\&. Use of this option together with \fB\-m\fR may produce an error in some situations\&. Configuration Item: APT::Get::Fix\-Broken\&. .RE .PP \fB\-m\fR, \fB\-\-ignore\-missing\fR, \fB\-\-fix\-missing\fR .RS 4 欠落パッケージの無視 \- パッケージが取得できなかったり、(パッケージの破損で) 取得した後の整合性チェックを通らなかった場合、そのパッケージの処理を保留し最後まで処理を続けます。このオプションを \fB\-f\fR オプションと同時に使用すると、エラーになる状況があるかもしれません。パッケージをインストールするよう選択している場合 (特にコマンドラインでの操作時) や、ダウンロードできなかった場合に、なにも表示せず保留することになります。設定項目 \- APT::Get::Fix\-Missing .RE .PP \fB\-\-no\-download\fR .RS 4 パッケージのダウンロードを無効にします。これはすでにダウンロードした \&.deb に対してのみ APT を行う場合に、\fB\-\-ignore\-missing\fR と併せて使うのがよいでしょう。設定項目 \- APT::Get::Download .RE .PP \fB\-q\fR, \fB\-\-quiet\fR .RS 4 静粛 \- 進捗表示を省略し、ログをとるのに便利な出力を行います。最大 2 つまで q を重ねることでより静粛にできます。また、\fB\-q=#\fR のように静粛レベルを指定して、設定ファイルを上書きすることもできます。静粛レベル 2 は \fB\-y\fR を含んでいることに注意してください。APT が意図しない決定を行うかもしれないので \-d, \-\-print\-uris, \-s のような操作を行わないオプションをつけずに \-qq を使用するべきではありません。設定項目 \- quiet .RE .PP \fB\-s\fR, \fB\-\-simulate\fR, \fB\-\-just\-print\fR, \fB\-\-dry\-run\fR, \fB\-\-recon\fR, \fB\-\-no\-act\fR .RS 4 動作なし \- なにが起こるのかのシミュレーションを行い、実際にはシステムの変更を行いません。設定項目 \- APT::Get::Simulate .sp Simulation run as user will deactivate locking (Debug::NoLocking) automatic\&. Also a notice will be displayed indicating that this is only a simulation, if the option APT::Get::Show\-User\-Simulation\-Note is set (Default: true)\&. Neither NoLocking nor the notice will be triggered if run as root (root should know what he is doing without further warnings by apt\-get)\&. .sp Simulate prints out a series of lines each one representing a dpkg operation, Configure (Conf), Remove (Remv), Unpack (Inst)\&. Square brackets indicate broken packages and empty set of square brackets meaning breaks that are of no consequence (rare)\&. .RE .PP \fB\-y\fR, \fB\-\-yes\fR, \fB\-\-assume\-yes\fR .RS 4 プロンプトへの自動承諾 \- すべてのプロンプトに自動的に "yes" と答え、非対話的に実行します。保留したパッケージの状態を変更したり、必須パッケージを削除するような不適切な状況の場合、apt\-get は処理を中断します。設定項目 \- APT::Get::Assume\-Yes .RE .PP \fB\-u\fR, \fB\-\-show\-upgraded\fR .RS 4 更新パッケージ表示 \- 更新される全パッケージを一覧表示します。設定項目 \- APT::Get::Show\-Upgraded .RE .PP \fB\-V\fR, \fB\-\-verbose\-versions\fR .RS 4 更新・インストールするパッケージのバージョンをすべて表示します。設定項目 \- APT::Get::Show\-Versions .RE .PP \fB\-b\fR, \fB\-\-compile\fR, \fB\-\-build\fR .RS 4 ソースパッケージをダウンロード後、コンパイルします。設定項目 \- APT::Get::Compile .RE .PP \fB\-\-install\-recommends\fR .RS 4 「推奨」パッケージもインストールします。 .RE .PP \fB\-\-no\-install\-recommends\fR .RS 4 「推奨」パッケージをインストールしません。 .RE .PP \fB\-\-ignore\-hold\fR .RS 4 保留パッケージの無視 \- パッケージの保留指示を無視して \fBapt\-get\fR を行います。dist\-upgrade と共に、大量のパッケージを保留の解除をするのに使用すると便利です。設定項目 \- APT::Ignore\-Hold .RE .PP \fB\-\-no\-upgrade\fR .RS 4 パッケージ更新なし \- install と同時に使用すると、no\-upgrade は、指定したパッケージがすでにインストールしてある場合に更新を行いません。設定項目 \- APT::Get::Upgrade .RE .PP \fB\-\-force\-yes\fR .RS 4 強制承諾 \- APT が何か損傷を与えかねない動作をしようとした場合でも、確認の入力なしで実行してしまう危険なオプションです。よほどの状況でなければ、使用しない方がいいでしょう。force\-yes は、あなたのシステムを破壊しかねません! 設定項目 \- APT::Get::force\-yes .RE .PP \fB\-\-print\-uris\fR .RS 4 インストールするファイルを取得する代わりに、その URI を表示します。URI には、パス、対象ファイル名、ファイルサイズ、予測される md5 ハッシュが含まれています。出力したファイル名が、常にリモートサイトのファイル名と一致するわけではない、ということに注意してください! これは source コマンド、update コマンドでも動作します。update で使用したときには、MD5 やファイルサイズを含みません。このとき、圧縮ファイルの展開はユーザの責任において行ってください。設定項目 \- APT::Get::Print\-URIs .RE .PP \fB\-\-purge\fR .RS 4 Use purge instead of remove for anything that would be removed\&. An asterisk ("*") will be displayed next to packages which are scheduled to be purged\&. \fBremove \-\-purge\fR is equivalent to the \fBpurge\fR command\&. Configuration Item: APT::Get::Purge\&. .RE .PP \fB\-\-reinstall\fR .RS 4 すでに最新版がインストールされていても、パッケージを再インストールします。設定項目 \- APT::Get::ReInstall .RE .PP \fB\-\-list\-cleanup\fR .RS 4 この機能はデフォルトで ON になっています。OFF にするには \-\-no\-list\-cleanup としてください。ON の場合、\fBapt\-get\fR は古くなったファイルを確実に消去するため、自動的に /var/lib/apt/lists の中身を管理します。これを OFF にするのは、取得元リストを頻繁に変更する時ぐらいでしょう。設定項目 \- APT::Get::List\-Cleanup .RE .PP \fB\-t\fR, \fB\-\-target\-release\fR, \fB\-\-default\-release\fR .RS 4 このオプションは、ポリシーエンジンへのデフォルト入力を制御します。これは、指定されたリリース文字列を使用し、デフォルト pin を優先度 990 で作成します。/etc/apt/preferences にある一般設定を上書きします。pin で留めるのを明示されたパッケージには、このオプションの値は影響を与えません。つまりこのオプションで、どの配布パッケージを取得するかを簡単に管理します。一般的な例としては、\fB\-t \*(Aq2\&.1*\*(Aq\fR や \fB\-t unstable\fR、\fB\-t sid\fR でしょう。設定項目 \- APT::Default\-Release。\fBapt_preferences\fR(5) のマニュアルページもご覧ください。 .RE .PP \fB\-\-trivial\-only\fR .RS 4 「重要でない」操作のみを行います。これは論理的に \fB\-\-assume\-yes\fR の仲間と見なせます。\fB\-\-assume\-yes\fR は質問にすべて yes と答えますが、\fB\-\-trivial\-only\fR はすべて no と答えます。設定項目 \- APT::Get::Trivial\-Only .RE .PP \fB\-\-no\-remove\fR .RS 4 パッケージが削除される状況になったとき、プロンプトを表示せず中断します。設定項目 \- APT::Get::Remove .RE .PP \fB\-\-auto\-remove\fR .RS 4 コマンドが install か remove である場合、このオプションは使用していないパッケージを削除し、autoremove のように動作します。設定項目 \- APT::Get::AutomaticRemove .RE .PP \fB\-\-only\-source\fR .RS 4 source コマンドと build\-dep コマンドでのみ意味があります。指定されたソース名がバイナリテーブルにマップされないようにします。これは、このオプションを指定すると、バイナリパッケージ名を受け付けて対応するソースパッケージを探すのではなく、引数にソースパッケージ名しか受け付けなくなる、ということです。設定項目 \- APT::Get::Only\-Source .RE .PP \fB\-\-diff\-only\fR, \fB\-\-dsc\-only\fR, \fB\-\-tar\-only\fR .RS 4 ソースアーカイブの diff ファイルや tar ファイルのダウンロードのみを行います。設定項目 \- APT::Get::Diff\-Only, APT::Get::Tar\-Only .RE .PP \fB\-\-arch\-only\fR .RS 4 構築依存関係の解決を、アーキテクチャに依存したもののみ行います。設定項目 \- APT::Get::Arch\-Only .RE .PP \fB\-\-allow\-unauthenticated\fR .RS 4 Ignore if packages can\*(Aqt be authenticated and don\*(Aqt prompt about it\&. This is useful for tools like pbuilder\&. Configuration Item: APT::Get::AllowUnauthenticated\&. .RE .PP \fB\-h\fR, \fB\-\-help\fR .RS 4 使い方の短い要約を表示します。 .RE .PP \fB\-v\fR, \fB\-\-version\fR .RS 4 プログラムのバージョンを表示します。 .RE .PP \fB\-c\fR, \fB\-\-config\-file\fR .RS 4 設定ファイル。 使用する設定ファイルを指定します。 この設定ファイルが読めない場合はデフォルトの設定ファイルを読み込みます。 文法については \fBapt.conf\fR(5) を参照してください。 .RE .PP \fB\-o\fR, \fB\-\-option\fR .RS 4 設定オプションのセット。任意の設定オプションをセットします。 文法は \fB\-o Foo::Bar=bar\fR となります。 異なるオプションを設定するため、\fB\-o\fR と \fB\-\-option\fR は、 複数回使用できます。 .RE .SH "ファイル" .PP /etc/apt/sources\&.list .RS 4 Locations to fetch packages from\&. Configuration Item: Dir::Etc::SourceList\&. .RE .PP /etc/apt/sources\&.list\&.d/ .RS 4 File fragments for locations to fetch packages from\&. Configuration Item: Dir::Etc::SourceParts\&. .RE .PP /etc/apt/apt\&.conf .RS 4 APT configuration file\&. Configuration Item: Dir::Etc::Main\&. .RE .PP /etc/apt/apt\&.conf\&.d/ .RS 4 APT configuration file fragments\&. Configuration Item: Dir::Etc::Parts\&. .RE .PP /etc/apt/preferences .RS 4 Version preferences file\&. This is where you would specify "pinning", i\&.e\&. a preference to get certain packages from a separate source or from a different version of a distribution\&. Configuration Item: Dir::Etc::Preferences\&. .RE .PP /etc/apt/preferences\&.d/ .RS 4 File fragments for the version preferences\&. Configuration Item: Dir::Etc::PreferencesParts\&. .RE .PP /var/cache/apt/archives/ .RS 4 Storage area for retrieved package files\&. Configuration Item: Dir::Cache::Archives\&. .RE .PP /var/cache/apt/archives/partial/ .RS 4 Storage area for package files in transit\&. Configuration Item: Dir::Cache::Archives (implicit partial)\&. .RE .PP /var/lib/apt/lists/ .RS 4 Storage area for state information for each package resource specified in \fBsources.list\fR(5) Configuration Item: Dir::State::Lists\&. .RE .PP /var/lib/apt/lists/partial/ .RS 4 Storage area for state information in transit\&. Configuration Item: Dir::State::Lists (implicit partial)\&. .RE .SH "関連項目" .PP \fBapt-cache\fR(8), \fBapt-cdrom\fR(8), \fBdpkg\fR(1), \fBdselect\fR(1), \fBsources.list\fR(5), \fBapt.conf\fR(5), \fBapt-config\fR(8), /usr/share/doc/apt/ の APT ユーザーズガイド, \fBapt_preferences\fR(5), APT Howto .SH "診断メッセージ" .PP \fBapt\-get\fR は正常終了時に 0 を返します。エラー時には十進の 100 を返します。 .SH "原著者" .PP Jason Gunthorpe .SH "現著者" .PP APT team .PP \m[blue]\fBQA Page\fR\m[]\&\s-2\u[1]\d\s+2 .SH "バグ" .PP \m[blue]\fBAPT バグページ\fR\m[]\&\s-2\u[2]\d\s+2 をご覧ください。 APT のバグを報告する場合は、 /usr/share/doc/debian/bug\-reporting\&.txt や \fBreportbug\fR(1) コマンドをご覧ください。 .SH "訳者" .PP 倉澤 望 nabetaro@debian\&.or\&.jp (2003\-2006,2009), Debian JP Documentation ML debian\-doc@debian\&.or\&.jp .PP Note that this translated document may contain untranslated parts\&. This is done on purpose, to avoid losing content when the translation is lagging behind the original content\&. .SH "AUTHORS" .PP \fBJason Gunthorpe\fR .RS 4 .RE .PP \fBAPT team\fR .RS 4 .RE .SH "NOTES" .IP " 1." 4 QA Page .RS 4 \%http://packages.qa.debian.org/a/apt.html .RE .IP " 2." 4 APT バグページ .RS 4 \%http://bugs.debian.org/src:apt .RE